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2000年12月

11月、京子さんが出演された「ヘンゼルとグレーテル」を拝見して、その舞台美術が素敵でした。

まず何もない舞台に大きな本が登場して、みるみるうちに主人公達の家に変わり、天井からは樹が描かれた布が次々と降りて来て、背景の森が作られます。

森で迷った2人がみる夢に14人の天使が登場するシーンは、半透明の幕と光の効果で幻想的でした。

そして魔女がヘンゼルを焼いて食べてしまおうとして、結局自分が入ってしまうかまどの炎は、まるで本物のようでしたが、花粉をガスで爆発させていて、触っても熱くないそうです。最後に魔法が解けてお菓子の家が崩れていくシーンは、出演している京子さんも何度見ても感心してしまう、とのことでした。中高生のためのオペラ教室という催しですが、引率の先生のような歳の私も十分楽しみました