コンサート聴きある記2           Newsへ戻る

 寒さも厳しい12月22日、東北新幹線郡山駅に一人降り立った。目的は須賀川市にある「現代グラフィックアートセンター」(CCGA)で催される、宇津峰の森音楽会クリスマスコンサートに出演される、我らが池田京子さんを応援する為である。

 響の会からは私、江藤と趙さん、安藤さん、永井さんの4名が現地集合で会場に集った。会場のCCGAは郡山駅から車で20分、宇津峰山を背景にした白い三角形をモチーフにした建物で、1995年4月に現代版画を収蔵展示する目的で開設された、周囲の自然環境と調和している素敵な美術館でした。 
今回のクリスマスコンサートは、ソプラノ池田京子、ピアノ星野明子、フルート佐藤眞人と、ゲストとしてFCT郡山少年少女合唱団が出演。コンテンポラリーアートに囲まれ落ち着いた雰囲気の中でのコンサートで、偶然にも3人の演奏者はドイツ国立シュトゥットガルト音楽大学で学んだ同窓生であった。 
 プログラムの前半はフルート独奏による「きよしこの夜」他の讃美歌メドレーと、少年少女合唱団による「荒野のはてに」「サンタが街にやってくる」他のクリスマスキャロル。少年少女合唱団といっても今回は女の子ばかりで、貴重な男の子2人は風邪の為お休み。

休憩後の後半はフランク・ステラの大きなリトグラフを背景に、星野さんのピアノ伴奏で池田京子さんのステージ、「アベマリア」「マリアの子守歌」「レモンの樹をめぐって飛ぶものたち」「エピファニアスの祭」「ペチカ」「おやすみ」「ウィーンわが夢の街」オペレッタ「こうもり」よりと、いつも聞き慣れた曲またヴォルフの歌曲の様に格調高い曲などおりまぜて8曲を、美術館という音が複雑に響き渡るホールで無事歌い終えて、来場の郡山市民から一段と大きな拍手をいただいた。 
 アンコールは「きよしこの夜」を出演者と客席が一緒になって歌い、合唱団によるハンドベルの演奏もあり、夜のとばりとイルミネーションにつつまれチョッピリと清らかな気持ちになったコンサートでした。

  夜は須賀川温泉で一泊し、翌日は同行の永井さんが設計に参加した郡山市立美術館を、ご本人の案内で見学した。郡山市街から安達太良山までを一望出来る丘陵地の広大な敷地をフルに生かし、自然を取り込んだ素晴らしい美術館で、当日はチェコの生んだ偉大な画家アルフォンス・ミュシャの「生涯と芸術」展が催されていた。

 会員の皆様も郡山を訪れる機会があれば、是非足を運ばれん事をお薦めします。ハーブを使った料理を出すレストランもあって、半日のんびりと過ごせる事は請け合いです。e