ご挨拶 ソプラノ 池田京子 (響の会通信 vol.4 1998.5)         ひとことへ戻る
    

 このたびのリサイタルには大勢のお客様にお越し頂きまして、誠にありがとうございました。会員の皆様には、とても上品で素晴らしい多くのお客様をお誘い頂き心よりお礼申し上げます。東京でのリサイタルを満席のお客様のあたたかいご声援と心地よい緊張感の中で無事終えることができ、ほんとうに嬉しい気持ちでいっぱいでございます。
 今回はシューベルト、メンデルスゾーン、ヴォルフ、R・シュトラウス、シュトルツの「歌曲の夕べ」としてプログラミングをいたしまいした。こうしたドイツリートをじっくりと歌い込んでいくことをライフワークとしながら、これからもオペラやオペレッタをはじめ、様々なジャンルの作品に挑戦してまいりたいと思います。 
 先日、80才を迎えられた三宅春恵先生がエネルギッシュなリサイタルをされました。そのリートの一つ一つはいぶし銀のような輝きに満ち、先生のお姿を通して伝わるものの大きさに圧倒されました。 
 私も年令とともに味わいの深い歌を歌えるよう、このたびのリサイタルのような良い経験を積み重ねてまいりたいと思います。 
 どうぞ今後ともよろしくご後援くださいますよう、心よりお願い申し上げます。